いろんな批判、提言があったようだけど、これも芸の肥やしだと思って、テキトーに(いいかげんに、ってことじゃないですよ)頑張って頂きたい、と無責任にエールを送っておこうっと。体だけはお大事にしてください>泉さん。
しかし、オウム(現アレフ)への風当たりって、いまだに強いんだね。ここんとこ日本にいないから、今ひとつ皮膚感覚に欠ける恨みがあるのだけれど、しかし、考えてみりゃあ、10年以上経ったとは言え、あれだけの大事件を起こしたわけで、無理もない部分はあるわな。
米国務省も外国テロ組織(FTO)指定したまんまだし(昨年10月時点、http://www.state.gov/s/ct/rls/fs/37191.htm)。昔は日本赤軍も指定されてたと思うけど、今や日本産では唯一。上記リストを見てもらえればわかるけど、他の41団体には、アルカイダとか、タミルの虎とか、リアルIRAとかの猛者が並んでいる。
ちなみに、この指定は2年ごとに見直されてて、異議申し立てができるらしいんだけど、解除には国務長官の判断を連邦議会が承認せんといかん(または裁判所の判断が必要)ので、実現はまんず大変ですわ。米国が対テロ戦争を続ける限り、解散でもせんとムリなんじゃないかな。
指定されちゃうと、宿泊場所や移動手段を提供した人も手が後ろに回りかねない。しかも、構成員は米国に入国できず、米金融機関との取引もダメ。ほとんど村八分状態。まあ、アメリカさんにやられる以前に、日本国内ですでにそうなってるわけですが。
「そんなエンガチョなとこにいたのを隠してた奴を公党に紹介するなんて、何考えとるんじゃ」式の声は強かった(まだ現在形なんかな?)ようだが、まあ、ネットつながりで知り合って日が浅い紹介者には、わからんでしょ、本人が言わなきゃ。「意図的である」みたいな説については、うーん、そうかなあ、何のためにそんな回りくどいことするの、って感じはある。
いずれにせよ、民主党にとって、相対的にはそんなに大きなダメージにはなってないんじゃないの?先行した偽堀江メール事件での躓きが大きかっただけに(あれは酷かったねえ)。被害者にとっては、腹立たしいことなんでしょう。
今回の一件で、泉さんの新報道機関設立話は頓挫せざるを得ないでしょうから、個人的には残念ですな。GripBlog開設初期のころの「取材パワー」には感心して、なんか「ググってひねってポン」みたいなブログが多い中、足で拾った生素材の多さは新鮮だった。
文章がまずいとか、取材前の仕込みが明らかに足んないとかの欠点はあって、それは多分今でもあんまり変わっていないんだろうけど、まあ、とにかく、「おばちゃん」(失礼、だけどご本人の表現を借用してるんです)が頑張ってるなあ、なんか、清涼感あるなあ、と思ったのでした。また、復活してください。いや、ほんとに。